Python 3.13がリリースされました(
リリースページ
)。個人的にはこのバーションで採用された新たな
インタプリタをとても気に入っており、個人的に動かすPythonはすべてこのバージョン以降で統一したいと思っています。
nix-shellとかでさくっと使えるようにすれば良いのはそうなのですが、そうできない事情が幾つかあるので手元でビルドするメモを残しておきます。
なお、この文脈におけるPythonはCPythonです。
冒頭に載せたリリースページにおいてあるソースコードをダウンロードして解凍します。ここにダウンロード直リンクを載せるのはevilだと思うのでご自身で探してください。
$ wget <download url> # download
$ xz -dc Python-3.13.0.tar.xz | tar xfv - # 解凍
READMEに書いてある手順に従ってインストールすればよいです。(素のwindowsなどと言った超がつく珍しいユーザではない限り )以下の手順でできます。多分...
$ ./configure
$ make
$ make test
$ sudo make install
ビルド関連のツールが足りてないっぽいのでとりあえずそれっぽいのものを全ツッパしておくと解決します 。
$ sudo apt install build-essential libssl-dev zlib1g-dev libffi-dev
今はまだ旧pythonがデフォルトになってるので、変える。
$ which python3
/usr/bin/python3
$ python3 --version
Python 3.10.12
新しいバージョンのpythonがどこにあるかを探す。対して量がなかったので
which -a python3
の結果に対して
を総当りして探した。
で多分
/usr/bin/python3
はシンボリックリンクになっていると思う
ので、これをさっき見つけた3.13のパスに張り替えれば良い。
$ sudo rm /usr/bin/python3
$ sudo ln -s /usr/local/bin/python3 /usr/bin/python3
$ python3 --version
Python 3.13.0
最後にversionが変わっていることを確認すればOK。落としてきた圧縮ファイルなどはいらないので消しておこう。
version 3.13になって、exitだけでインタプリタを抜けれて神になった。みんなもやったほうが良いです。あんまり関係ないけど手元でビルドしたらついでで
pip3
がついてきてくれてラッキー。自前ビルドっていいね。